次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウム水溶液の比較


酸性電解水(次亜塩素酸水)と次亜塩素酸ナトリウム水溶液の特性を比較

これまでご家庭や飲食店等で衛生管理に使われる事の多かった次亜塩素酸ナトリウム。
ハイターやピューラックスなどで有名ですね。先に次亜塩素酸ナトリウムという名称(略称ジア)が
一般に浸透しましたのでジア、次亜塩素酸といえば次亜塩素酸ナトリウムの事を想起される方が多いのが現実です。

次亜塩素酸水とは名称が似ていますので混同してしまいがちですが、安全面や使い勝手に大きな違いがあります。
下記に特性の比較表を作成しましたのでご覧ください。


※電気分解で生成されていない次亜塩素酸水や市販の次亜塩素酸水(ボトルに詰めた物等)とは
性質が異なる可能性が高いです。次亜塩素酸水の生成方法や成分について確認が必要です。
ご不明点や詳細についてお気軽にお問合せください(^_^)v

 

名称 次亜塩素酸水 次亜塩素酸ナトリウム液
液性 酸性 アルカリ性
pH領域 2.2-6.5 12以上(希釈時8-10程度)
有効塩素濃度 10-80 ppm 100-10000 ppm
主成分 次亜塩素酸(HClO) 塩素(Cl2) 次亜塩素酸イオン(ClO-)
推奨使用方法 希釈せず新鮮なうちに流水使用 適正濃度で希釈、浸漬使用
作業性 面倒な希釈作業なし
すすぎの手間が少ない
使用の度に希釈
使用後のすすぎが大変
使用感 直接肌に触れても大丈夫
ほとんど臭いなし
噴霧利用可能
脱臭作用あり
手袋やマスクが必要
塩素臭がする
噴霧できない
脱臭できない
安全性 誤って口に入っても大丈夫
手荒れしにくい
環境に影響なし
トリハロメタンの生成なし
高濃度な為残留性が高い
手荒れしやすい
環境負荷が高い
まぜるな危険
利点 短時間での除菌力の高さ
作業時の安全性が高い
人と環境にやさしい
高濃度処理が必要な場面で必須
冷暗所保管で比較的安定
低価格
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