安全性は? 空間除菌と酸性電解水

【安全性は?】空間除菌と酸性電解水

消毒 除菌 噴霧
こんにちは!

NSK近藤です!


 

今回のテーマは空間除菌と酸性電解水(次亜塩素酸水)です。

とてもデリケートなテーマとなりますが敢えて取り上げたいと思います…!

何かと話題になったり訂正があったり、はたまた炎上してしまったり…

 

ですので厚生労働省や経済産業省の発表を随所に織り交ぜながらの記事になるかと思いますが

よろしければ最後までお付き合いください~

発表 役所

 

空間除菌と次亜塩素酸水

 

低温度や低湿度の環境はノロウイルスやインフルエンザウイルスの活動が活発になります。

こうしたウイルスの抑制に役立つのが「次亜塩素酸水」や「次亜塩素酸ナトリウム」であり

塩素系の消毒剤は現在では様々なシーンで衛生管理に利用されています。


中でも次亜塩素酸水は食品添加物としても利用される高い安全性をもっており

様々なウイルスに対しての有効性も確認されています。(NITEの検証)

物品に対して次亜塩素酸水を使用する事は正しい除菌方法のひとつとされています。

詳細情報:厚生労働省特設ページ →   

物品 消毒

 

 

一方で物品以外の除菌に次亜塩素酸水を使用している事例もあります。


日本の大企業である某メーカー数社の空間除菌脱臭機は機器本体の内部で次亜塩素酸水を生成し

それを機器内部及び室内空間に放出する事で空気の除菌脱臭をしています。

 

しかし現時点では、空気中に放出する次亜塩素酸の安全性に関する規格基準はありません。

次亜塩素酸水は空間噴霧に用いる用途としては推奨されておらず

いま現在その有効性や安全性について厚生労働省では評価していません。

詳細情報:厚労省 経産省 消費者庁 連名資料 →   

あるいは安全性や注意事項を確認し消費者に判断いただくもの とされています。

詳細情報:厚生労働省 事務連絡より →   

論文 研究

 

 

空間除菌の安全性について

 

WHOやCDCは 消毒剤の空間噴霧は推奨しない としています。

研究機関やメーカー各社でも検証試験は継続中ですが国際的な評価は未だ確立されていません。

 

次亜塩素酸水の空間噴霧において次亜塩素酸濃度が高すぎると取り扱いに注意が必要ですが、

労働安全衛生法の定める空気中の塩素濃度基準(0.5ppm)を下回る濃度であれば

有人空間でも安心して利用できるのではないかと多数のメーカーが見解を示しております。

 

上記の見解については個人的にもおおむね賛成です。

ただそれには大前提があり、次亜塩素酸水の中でも極一部の次亜塩素酸水のみに限った話です。

次亜塩素酸水という名称でも製法などによって成分や安全性に大きな違いがあります。

誤認の恐れもありますので、次亜塩素酸水は基本的には噴霧に適さないとご認識ください。

 

中でも成分がはっきりしないモノやどんな副生成物があるかわからない物については

どのような悪影響があるか判断できず安全性が全く保障できません。

絶対に空間噴霧はしないようお願いいたします。

 

 

いらすと
次亜塩素酸ナトリウムやそれを希釈した液体、副生成物のできる物、
製造方法や成分のはっきりしない次亜塩素酸水を空間除菌に使うのは
絶対にダメだよ。

 

 

空間除菌の条件

 

空間除菌に使うには極一部の次亜塩素酸水に限りおすすめする事ができます。

条件を満たす噴霧器、加湿器を使用して空間に噴霧する事で身の回りの環境衛生に役立ちます。


ただその条件がかなりシビアで誤認の恐れもあることからここで記載する事は致しません。

気になる方は是非問い合わせ欄からお問い合わせを。

気軽にご連絡、ご相談くださいね。

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「電解水には興味あるけどよくわからない…」

こんな不安が少なくなるといいなと思ってこれからも情報提供していきたいと思います。

ご不明点などあればお問い合わせくださいね。

 


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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