【次亜塩素酸水とは?】わかりにくい酸性電解水
こんにちは!
NSK近藤です!
みなさんは 次亜塩素酸水って知っていますか?
「もちろん知ってる!」という方 「なんとなく…」という方
「聞いたことはあるけど全然わからないよ!」という方など、色々な方がいらっしゃるかと思います。
今回は次亜塩素酸水という名称について改めて確認してみたいと思います。
次亜塩素酸ナトリウムだとか非電解型だとかそのあたりもまとめて調べます!
よろしければ最後までお付き合いください~
次亜塩素酸と次亜塩素酸ナトリウム
まず最初は次亜塩素酸と次亜塩素酸ナトリウムの違いについてになります。
この2つ、名前は似ていますが性質が大きく異なる別の物質です。
先に世の中に広く認知されたのは次亜塩素酸ナトリウムです。
次亜塩素酸ナトリウムを主成分にしたハイターやブリーチで有名ですね。
みなさん「ジア」と略しています。次亜塩素酸ナトリウムって呼ぶには長いですからね…
消毒、漂白にジアといっているさなか世の中に次亜塩素酸水が登場してきます。
次亜塩素酸水という物をまだ知らない人からしたら、混同してしまいますよね…
「次亜塩素酸水」と聞いて次亜塩素酸ナトリウムを想像する人と正しい次亜塩素酸水を想像する人がいるので
余計に混乱してしまう要因にもなっています。
この二つは使用方法、取扱い注意点など特徴が全然違いますのでご注意くださいね。
次亜塩素酸水と次亜塩素酸水
そしてここからが非常にややこしい話になります。笑
なんと「次亜塩素酸水」という同じ名称の中でも性質が大きく異なるモノがあります。
製造方法によっては成分や安全性など一番大事な部分にも大きな違いがでるので
同じ次亜塩素酸水だからといって混同してしまうのは大変危険なんですね。
どうやって見分けたらいいの?
製造方法、成分などをよく調べる事が重要です。
大きくわけて電気分解した電解型と電気分解していない非電解型があります。
電解型は塩などの電解質を水に溶かして電気分解することにより得られる水溶液です。
電気分解して生成された次亜塩素酸水は食品添加物に指定されており、
その規格を満たせば食品添加物殺菌料として食品の洗浄・除菌に使用できます。
こちらは厚生労働省からも認可されている安全性の高い液体となり、
電解型は一般的に液体ではなく「生成が可能な装置」が流通しています。
※生成された電解水は保存に向かず1週間程度で効力が減少するため。
電気分解していない次亜塩素酸水
一方電気分解をしていない非電解型の次亜塩素酸水というのはどういうモノなのか調べていきましょう。
非電解型には成分混合・調整タイプ、化学反応・添加タイプ、固形・粉末タイプに大きく分かれます。
これらは成分に次亜塩素酸を含んだ水溶液、雑品としての名称「次亜塩素酸水」として販売され
粉末など固形状、パウチに入った液体等で市場に出回っていることが大半です。
どれも規格基準・全成分表示義務がなく成分がはっきりしなかったり有害な副生成物ができたりします。
様々な商品が出回る中で次亜塩素酸水を安全に正しく利用するためには、
製造方法、使用方法、有効成分、副生成物、濃度、使用期限などを確認しましょう。
中には次亜塩素酸を成分に含んだ水溶液(雑品)と電気分解した次亜塩素酸水(食品添加物)を意図的に混同させ、
いかにも安全な物としてその雑品を販売する悪質な業者も散見されます。
使用方法には特段のご注意をいただきますようお願いいたします。
次亜塩素酸水 まとめ
次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウム、
また次亜塩素酸水の中でも性質が様々で用途や使用方法・安全性が全く異なります。
個々の製品にあたっては、それぞれ良い部分と注意が必要な部分をよく理解し
場面や状況に合わせて正しい選択をする事が重要になります。
「電解水には興味あるけどよくわからない…」
こんな不安が少なくなるといいなと思ってこれからも情報提供していきたいと思います。
ご不明点などあればお問い合わせくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。